動画コンテストとペットと家電の蜜月

■ My Pets Award by TOSHIBA

US以外では初という、YouTube上での動画コンテストが東芝主催でスタート。

『My Pets Award』というコンテストで、ペットにまつわる様々な応募動画から入賞者を決定し、同社製品がもられる、というもの。

これとかこれの動画を見ると、なぜ、東芝がペットで?というのがよくわかり、飼い主の悩みにマッチした商品のキャンペーンにもなっていると理解できる。

普通、コミュニケーションプランを立てるときは、商品があって、それに最適なメディアとかコンタクトポイント(タッチポイント)を探すわけ(=いわゆるクロスメディアとか)だけれども、人の集まる場所があるのであれば、そのカテゴリーにあわせて複数商品を提示するという(=マルチ・プロダクト・コミュニケーションとか名付けるか)ことをしたほうがいいのかもね。

ユーザー投稿型を自社でシステムつくってやるよりも、

■TCのビデオ・セールスピッチ・コンテスト、YouTubeから応募可能に

USの有名IT系ニュースサイト TechCrunch より。

TechCruch自身が行っている「Elevator Pitches」という起業家が自社のビジネスを紹介する動画投稿サイトが、YouTubeを使うにいたった経緯と、YouTubeを使った場合のそのやり方について。

自社で単独でやるにはやっぱり投稿モノは大変、という話でもある。

勝手広告 to TV

■来週のTV東京系番組「うぇぶたま3」は録画しておいたほうがいいという件について。: mediologic.com/weblog

「勝手広告」が日経トレンディやらにとりあげられることが続いてるが、同じ日経グループのテレビ東京系の番組もとりあげられる。

これは紛れも無く、 YouTube から始まったムーブメント。





上記は「予告編」らしい。

Disney Parks によるコンテスト。

■YouTube - disneyparks さんのチャンネル

Disneyの遊園地・施設部門である、Disney Parks が「あなたのディズニーパークス(ディズニーランドなど)での体験投稿してください、というコンテストを開始。

最後に10人のファイナリストが選出され、8月13日スタート予定の、YouTube上でのディズニー公式チャンネルで紹介されるらしい(つまりこのチャンネルがコンテストが終了したあと通常チャンネルになるということだと思う)。

商品はさらなるディズニー体験ということで、旅行。

企業PRへのYouTube利用

日本オラクルがYouTubeに広報機能の一部としてチャンネルを開始した。

■日本オラクルの公式チャンネル

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ネットだからできた映像の表現

第5回東京インタラクティブアドアワードのグランプリでもある『NIKE Cosplay』

3分5秒はネットでしかできない尺。
しかも当初からバイラルなマーケティングを狙っている。





もちろん映像の構成・ストーリーの構成・シカケがすばらしいからこそ、広がった。

NIKEの"Play"というキャンペーンで、自分用にカラーをカスタマイズできる「NIKE iD」のブランディングとサイト誘引を狙ったマーケティング施策として非常によいケーススタディ。

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ユーザーが”勝手”に企業のブランディングを映像化してしまう。





この映像は、日本赤十字社がどこかの映像プロダクションや広告代理店に発注して作られた「広告」ではない。

映像好き・広告好きのユーザーが作った「勝手広告」と呼ばれるジャンルの映像作品。

広告のプロではないかもしれないが、“うまい!”と思わされるものも。

勝手広告は、000521というユーザーアカウントを持つ YouTubeユーザーから始まったジャンル。

コンテストを行うともっとアマチュア、な映像が集まりそうだが、それよりもちょっとプロフェッショナルな人々が「スーパー素人広告クリエイター」として YouTube 上の映像広告を作る時代も近い(というか始まっている?)。

YouTubeには SNS的なコミュニケーション機能もあるので、メールでそれぞれの映像の制作者に連絡をとるのもすごく簡単なので。

観光マーケティングのためのYouTube利用

■100% Pure New Zealand

ニュージーランド政府観光局によるブランドチャンネル。

ニュージーランドの生まれたストーリーや見所が。他にユーザーがYT上にアップロードしている動画も動画ログとして同載してある。

映画業界のブランドチャンネル利用例

■Oceans thirteen

■Hancock (US ver)
■hancock (UK ver)
USバージョンとUKバージョンがそれぞれチャンネルになっている。

■Journey to the center of the Earth

■The Bourn Ultimatum

McNuggets~ユーザーの作ったUGCMが本当のTVCMに。

McNuggetsの事例は、UGCM:User Generated CM の好事例。

もともとは、McNugget好きの二人が、同賞品を称えるラップを作ったのが始まり。

それがこちら





この動画を見たほかのユーザーがこれを真似て McNugget ラップをどんどん生み出した。
その映像を集めた再生リストがこちら。





特にこの "Remix バージョン"は秀逸。

そしてこの YouTube上のムーブメントを見た、McDonalds は最初にこのラップを始めたユーザーの映像を再撮し、TVCMとして実際に流した、という話。それがこの映像。





最初に入るテロップに"Actual user generated content" というのが新しい広告の時代の到来を感じさせます。

NESQUIK CONTEST~ユーザーの手によるブランディング

NestleがUSにて発売している NESQUIK は「飲む前に振る」という商品。

同社がYouTube上で、"How to shake it ?(あなたならどう振る?)"というコンテストを実施。その 1st winner に輝いたのが次のユーザー作成広告。





"The Trendsetter"というタイトルにもあるようにどうやってトレンドが拡がっていったか?を面白いストーリーに仕立てている。映像の最初のほうに出てくるピンクの服を着た女性たちを「イケてるよね」と見ていた若い女性。たまたま起こったハプニングから、その「イケてる」女性たちが Nesquik を振るハメに。それを見ていてこれまたその振り方が「イケてる」ということで、真似をしだしたところから。。。という話。

他の入賞作品は次のとおり。

■Nesquik-Shake it up!
■Nesquik Shake-It Commercial [Contest Entry] by ao5t
■Show Us How You Shake It! (Nesquik Contest) by orgakay

Superbowl と YouTube で大きな話題に。そして大パロディ大会?~dove - evolution

dove が仕掛けた evolution というキャンペーンは、一人の女性をメイクそのほかで美しくする、という映像を広告にしたもの。その斬新なアイデアで大きな話題に。
こちらの映像がオリジナル(下のも同じ)で、Superbowl で流れたあと、YouTubeで何千万回かの再生数を稼いだ。





そしてこの evolution が話題になったのはもうひとつ理由がある。
それはこの映像をもとに数多くのパロディ映像が作られたこと。
もともとの映像を「フォーマット」としてとらえ、ユーザのアイデアを刺激し、拡がっていた。

以下パロディ版。

■variation #1
■variation #2
■variation #3 - pumpkin evolution
■variation #4
■variation #5
■variation #6
■variation #7
■variation #8
■variation #9
■variation #10
■variation #11
■variation #12
■variation #12
■variation #12 - De-evolution

User Generated Ads - 2-3 yrs ago........VWポロの勝手広告

YouTubeでブレークしだしている勝手広告の歴史はこの映像からスタート?


■Polo - Small but Tough



テロリストと思しき男性が、Volkswagenのポロに乗り込んで自爆テロをしようとしたところ...。

同車の「小さいけどタフ」を映像にした広告。

でもこれは公式な広告ではなく、ある広告のクリエイターが作った「勝手広告」

まだ YouTube もない3年ぐらい前に突然インターネットで公開されて大きな話題になりました。